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GMが引き金になる?

category - もやじな日記
2009/ 04/ 07
                 
経済速報(本当に自動車生産は回復するのか?)
以下 Nevada(金融危機特集)2008年度より


今、しきりに自動車メーカーの生産がこの5月以降回復すると報じられていますが、この根拠は「在庫が減少」というもので、販売が増加した訳ではありません。

2月の日本の自動車メーカーの国内生産台数は一年前に比べ<56.2%激減>の48万1396台になり、このうち輸出は21万2107台と<63.9%激減>となっています。
この輸出の激減ですが、詳しくは以下のようになっています。

米国向け  -70.0%
アジア向け -61.7%
EU向け  -57.9%
中南米向け -63.5%

世界中で日本製自動車の需要が激減していることが分かります。

この中で米国市場の動向を見ますと、3月の新車販売台数は1年前に比べ<-36%
>となっており3ヶ月ぶりに上昇していますが、中身を見ますと膨大な販売奨励金があったからと言えます。

<3月の販売台数>
GM    154,069台(-44.5%)
トヨタ   132,802台(-39.0%)
フォード  124,744台(-41.3%)
クライスラー101,001台(-39.3%)
ホンダ   88,379台(-36.3%)
日産    66,634台(-37.7%)



3月の【販売奨励金額】は一台あたり$3,200となり1年前に比べ30%も増加しており、過去最高になっていると報じられており、これでは事実上赤字販売になっているとも言われています。とにかく在庫を赤字でもよいから売り切りたいという事になっており、企業体力を余計に減少させることになっています。

また、失業した場合にはローンの一部を自動車販売会社が肩代わりするとか買い替え促進税制をとるとか、あらゆる方策をとって自動車販売台数を増やそうとしていますが、これらは需要の先食いであり、効果が消える数カ月後には余計に販売台数を減らすことになります。

日本でも<エコカー購入者>に補助金と発表され、自動車株が買われていますが、この適用条件を見ますと果たしてどれだけの人が新車を購入するのか、と言えます。

<補助金対象内容>
13年以上たつ車を廃棄し、低燃費車に買い替える場合、最大30万円の補助金

すでにこの4月からもエコカー購者に対して別途補助が始まっており、最大限で10数万円税金が減免されており、追加の対策で総額40万円ほどの補助金となりますが、問題は13年以上経過した車を運転する人は1,000万人と言われている中、
果たして高価な新車を購入するか、ということになります。

自動車関連業界の専門家は、13年以上たつ車を運転する人は新車を買う層ではなく、買うのは中古車であり、所有している車を10~20万円で売って200万円、300万円の新車を買うか、となれば殆ど考えられないとも指摘しています。

自動車業界では、一連の減税で30万台の新車販売増につながるとみていますが、
景気が悪化する中、【ボーナス】も統計開始以来初めて40万円を下回るという調査レポートもあり(37.9万円:1年間に比べ-6.5%)、しかも支給対象者も15万人減少の3,733万人となっています。

実際には今月に入り更に景気の悪化が進み人員解雇も急増してきていますので、上記の予測以上のボーナスは減少することになる筈です。
*国家公務員のボーナスも10%削減検討となっており、今年の夏の民間ボーナスは
10%以上減少することも十分あり得ます。

政府・自動車メーカーの思惑通りに事が進むことはありえず、自動車メーカーが5月以降増産すれば、再度在庫の山が出来上がり、年末にかけて資金繰りに窮するメーカーも出てくるはずです。


ヤバス?
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